オーストリアを本拠とするViewARは、セルフサービスポータルや高度にカスタマイズ可能なSDKを通じて拡張現実(AR)を活用したソリューションを作成するためのエコシステムを10年以上にわたり構築しています。
美術館やショッピングモールで進路を教えたり、生産現場で段階的手順を示したりするなど、あらゆる業界の企業がViewARの製品やサービスを利用することで、工程を最適化し、顧客と従業員の両方にとってより良い体験を生み出すことができます。MatterportプラットフォームパートナーであるViewARは、より没入感のあるインタラクティブなAR体験を創出するために、モデルAPIと空間データを使ってMatterportプラットフォーム上で新しいアプリケーションを開発しています。
MatterportモデルAPIを使って画像とメタデータの空間データライブラリーにアクセスすることで、ViewARは視覚認識を基にユーザーの位置を判別して永続的な座標系を作成しています。これにより、さまざまなARアプリケーションが物理環境と接続しやり取りできるようになります。
「MatterportのスキャンとViewARシステムを併用すると、素早く簡単に場所をスキャンすることができ、物理環境に接続されている拡張現実アプリケーションの幅が広がります」とViewARのMarkus Meixner創業者兼CEOは語ります。
MatterportでAR屋内ナビゲーション : 心に残るデジタル体験
美術館や展覧会、イベントに足を運ぶ観客は、広い空間に配置された膨大な展示物にすぐ圧倒されてしまいがちです。
INDOARを使用すると、展示物への最短経路を特定したり、 事前指定した複数の展示物を巡るツアーを開始したりできます。従来の地図ベースのナビゲーションシステムと違って、空間のあちこちに訪問者を案内し、実際の展示物がある場所で関連情報を伝える3Dキャラクターが登場します。
ウィーン技術博物館はINDOARユーザーの代表例であり、現地を訪れる利用者に20万平方フィートの建物全体を巡るARガイドツアーを提供し、世界最大の屋内ARナビゲーションを実現しています。同館では特定のテーマや展示を事前に指定したデジタルツインベースのウォークスルーでもINDOARを利用しています。POIやMattertagsを使い、利用者の位置情報に基づいて各展示に関するインタラクティブなコンテンツが提供されます。
ウィーン技術博物館のWalter Szevera博士によれば、「拡張現実を使った屋内ナビゲーションは、来館者に先端的な体験を楽しんでもらうためのユニークなソリューション」です。
小売業界でのAR活用 : 位置情報に基づき、製品情報を顧客に提供
小売店はViewARを通じて数百単位の商品の情報を維持ベースで顧客に提供できます。店内での買い物とMatterportデジタルツインでのバーチャルショッピングでも同様に利用できます。
視覚認識に基づく位置認識と光学式文字認識(OCR)を併用することで、ユーザーはテキストで定義したルール(“アイテム:*”など)を使ってMattertagsを正しい座標に配置できます。
ユーザーはこの機能とAPIを組み合わせて、価格や商品情報などのMattertagsコンテンツを自動入力できます。
Industrial AR: デジタルツインによる効率化
ViewARのIndustrial ARスイートはデジタルツインのAR室内ナビゲーション機能を備え、企業が段階的手順とリモート支援で作業現場の効率化を図るのに役立ちます。
ViewARはデジタルツイン内のすべてのPOIに物理的な座標を添付し、ユーザーがデジタルツインを使って周囲を把握する手助けをします。企業はロケーションにIoTデータを追加または表示させて、物理デバイス上でのユーザーのデータへのアクセスを支援することができます。
デジタルツイン内では、特定の場所へのナビゲーションを開始したり、一連の手順(外部システムに保存可能)を表示したりするディープリンクを生成可能です。そのため企業は空間データをSAPやServiceNowのような企業ITシステムに統合して、施設の管理と運営を改善することができます。
「空間データを利用した事業運営や顧客体験の最適化分野には壮大な可能性が広がっているため、Matterportプラットフォームプログラムへの参加に際し、期待を膨らませています」とMeixner氏は締めくくります。
ViewARはMatterportのAPIとSDKを利用して、そのアプリと統合機能を市場最先端の当社空間データプラットフォームで構築、商品化するMatterportプラットフォームパートナーです。プラットフォームパートナーとして利用可能な幅広い商業的メリットを通じて、アプリケーションの収益化に成功しています。例えば、Matterportの販売ネットワーク、充実サポート、共同マーケティング、販売プログラムといったメリットにアクセス可能です。プラットフォームパートナープログラムの詳細と参加申請についてはhttps://matterport.com/platform-partner-programを参照してください。
ViewARについて
ViewARは、オーストリアのウィーンに拠点を構える、拡張現実(AR)ソフトウェアの大手グローバルプロバイダーです。同社のシステムは、拡張現実アプリケーションの開発、管理、テスト、公開用の包括的なインフラストラクチャとなります。開発者だけでなく、経験の浅いクリエーターもこのインフラストラクチャで最新技術を使用することにより、幅広い分野の没入型AR体験を創出できます。ViewARのシステムは、室内ナビゲーションとガイダンス、Industry 4.0とIoT、リモート支援、製品可視化用の各ソリューションを網羅しています。
https://matterport.viewar.com/
本社
オーストリア
製品
Matterport開発者ツール
https://matterport.com/ja/industries/case-studies-6