Cushman & Wakefield、Matterportを通じて世界中の商業不動産顧客に質の高い情報とデジタルレプリカを提供
MatterportのプラットフォームとCapture Servicesプログラムでは、有用なデータが得られる便利なバーチャルツールをCushman& Wakefieldの顧客に提供し、コスト削減と顧客サービス向上を達成しています。
Customer results summary:
Digitized over 1,000 properties in less than 12 months
Expanded footprint across 21 countries
Realized 53% cost savings using the global network of Matterport Capture Technicians
Enhanced customer services across the firm’s business portfolio
Matterportの早期導入でサービスを改善
購入・入居希望者側は物件確保に、貸主側は迅速な成約に熱意を示す商業不動産業界では、スピードが求められます。Cushman& Wakefieldは、グローバルな商業不動産サービスのリーディングカンパニーとして、不動産所有者や入居者の要望に応えるため、利用可能なテクノロジーを最大限に活用する必要があると考えています。
同社は2015年に初めてMatterportを採用しました。買手や入居者が直接現地に行かなくても物件を見学できるように、24時間365日体制のバーチャルツアー用の高精度3Dデジタルツインを作成するためでした。
約60か国に物件を擁するCushman& Wakefieldでは、幅広い顧客層へのアプローチが必要となります。導入初期の成功を背景に、同社は世界中の物件でMatterport Capture Servicesを利用するグローバルエンタープライズ契約を締結しました。
「Cushman& Wakefieldは、お客様と自社のチームメンバーのために価値を創造する戦略的パートナーとの協業に注力しています。Matterportのデジタルツインで物件の掲載と内覧がはるかに簡単かつ効果的になったかについて、お客様が高く評価していることは経験上わかります」とクライアント・ビジネスソリューション部門のグローバル責任者を務めるOliver Skagerlind氏は説明します。「したがって、Matterport Capture Servicesへと活用の幅を広げることは当然の選択でした」
効率的なCapture Servicesでコスト低減
Cushman & Wakefieldの顧客担当不動産スタッフは世界中からMatterport Capture Servicesにアクセスできます。ワンクリックするだけで、紹介物件のデジタルツインをキャプチャしてもらうために熟練したMatterport Captureテクニシャンとの予約が取れ、没入型3Dバーチャルツアーと高解像度の写真と動画をすぐに受け取れます。
Matterport Captureテクニシャンのグローバルなネットワークにアクセスできることは、新型コロナのパンデミック時には必要不可欠であることが証明されました。Cushman & WakefieldはMatterport Capture Servicesプログラムを利用して12か月以内に1,000軒以上もの建物のデジタルツインを入手したのです。2015年以降、Cushman & Wakefieldは21か国の顧客のために、面積3,300万平方フィートに相当する物件をデジタル化してきました。
Cushman & WakefieldはMatterport Capture Servicesとの提携により推定53%ものコスト節約に成功しました。これだけ大量のデジタルツインをスキャンするためにカメラを購入し、従業員に個別トレーニングを実施する必要がなくなったためです。代わりにMatterport Capture Servicesを利用することで、デジタルツインのスキャンと作成を管理するプログラムにアクセス可能になっています。Matterportとの企業提携により、キャプチャの割引料金と節約額を顧客に還元することもできます。
「Matterport Capture Servicesはその使いやすさと投資回収率の高さでご利用者から好評を得ており、欠かすことのできない長期的なカスタマーサービスとなっています。Matterportの効率性とパワーは、商業不動産業界に明らかな変革をもたらしています」とSkagerlind氏は断言します。
販売サイクルの短縮、サービスのパーソナライズ
Cushman& Wakefieldがサービスを提供する業界の対象範囲とその地理的な広がりを考えると、所有者や入居者を引きつけるには一貫した品質の確保が不可欠です。Matterport Captureテクニシャンの専門知識を活用することで、クライアントはどこにいても、あらゆるバーチャル物件の体験が一貫して正確で、没入感があり、写真並みの精度であると確信することができます。
入居希望者はMatterportのバーチャル体験を使い、Dollhouseモードで物件の全体像を把握したり、別の階に移動したり、測定モードに切り替えて部屋、天井や床の正確な寸法を把握できます。こうした物件の内覧はブラウザさえあればどこからでも可能で、ツアーを他の主要な意思決定者に送信し、デジタルツインからの充実したデータを活用して物件選択の最終決定をしてもらうこともできます。
商業不動産の入居者にとって、特定の機器を設置したり建物を安全に使用したりするなど、幅広いニーズに空間が対応可能かを把握することが極めて重要です。Cushman & WakefieldチームはMatterportデジタルツインの詳細な情報を利用しながら、顧客と連携して適切な場所を見つけ、物件がニーズに合うことをしっかり確認しています。
「当社の商業不動産専門家はMatterport技術を活用することで、お客様に有用な情報を提供し、意志決定を支援できるようになっています。また、投資家、入居者、デベロッパー、資産管理会社は、利便性が高く、細部まで確認できる方法で空間を内覧できるようになっています。Matterportは大規模かつ国際的な不動産仲介に役立ちます。当社が世界中のお客様にパーソナルなサービスを提供できるのもMatterportのおかげです」(Skagerlind氏)。
Cushman& Wakefieldは、Matterportを使って顧客の不動産マーケティング方法に新風を吹き込んでいます。仲介広告、メール、ソーシャルメディアの各チャネルにバーチャルツアーへの一意のリンクを追加することで、建物を閲覧、共有できるユーザー数が拡大します。
幅広い事業ポートフォリオの構築
適切な入居者と物件同士を結び付ける、より革新的な方法を検討中のCushman & Wakefieldは、Matterportプラットフォームパートナーを使って物件をバーチャルにステージングすることを考えています。
「Matterportを採用すれば、最高クラスのテクノロジーを利用してさらに優れたビジネス手法を推進できます」とSkagerlindと言います。「同社との世界的なパートナーシップは、当社のビジネス開発における大きな前進となります」
Cushman & Wakefieldについて
Cushman & Wakefield(NYSE: CWK)は、不動産の入居者と所有者に優れた価値を提供する世界有数の不動産サービス会社です。60か国の400以上の拠点に約5万人の従業員を擁する最大規模の不動産サービス会社の一角を占めます。同社の中核サービスには、物件、施設・プロジェクト管理、リース、資本市場、鑑定評価などがあります。詳細については、www.cushmanwakefield.comを参照してください。
本社イリノイ州シカゴ
業界 商業不動産
課題貸主と入居者のために商業物件の掲載と賃貸プロセスを加速する。
製品 Matterport Capture Services
解決策 Matterport Capture Servicesが、 便利なターンキーソリューションとしてCushman & Wakefieldの顧客向けに物件を大規模かつ迅速にデジタル化できる環境を実現。戦略パートナーとの協業で詳細な有用データを生成し、真の価値を創出する革新的なツールを提供するという同社の技術戦略にも一致しています。Matterportの活用で、Cushman & Wakefieldの商業不動産の専門家たちは顧客に優れた情報を提供して意思決定を支援し、投資家、入居者、デベロッパー、資産管理会社に利便性が高く、細部まで確認できる空間の内覧方法を届けられるようになっています。
成果
12か月足らずで1,000件以上の物件をデジタル化
世界21か国で展開
Matterport Captureテクニシャンのグローバルネットワークを活用して、コストを53%削減
事業ポートフォリオ全体で顧客サービスが向上