テキサス州北部の住民や企業の火災、洪水や暴風雨の被害からの復旧を支援する家族経営の復旧企業、Dalworth Restorationにとっては、効率が何よりも重要です。現地に到着して対応を開始し、損害が発生した箇所や理由を判断し、保険会社に請求を行い、物件を復旧するまでの一連の流れを迅速に進めることが、被災した住宅所有者や企業が立ち直り、さらに同社の財務的健全性を保つために重要です。
Dalworth Restoration、3D空間での損害の記録で業界をリード
損害を正確に査定し、修復や復旧プロジェクトの計画を立てるためには、損害を記録することが重要です。同社の減災担当マネージャーのNick Hobbs氏は次のように語ります。「Dalworth Restorationはサービスの向上とお客様への価値の提供に注力しています。その中で、保険の損害調査担当者、建築コンサルタント、所有者とのやり取りを支援する技術やプロセスを特定することが、住宅やビジネスを復旧し、暮らしを改善するうえで最も効果的な方法だと悟りました」
現在、同社の最も重要なドキュメントソースは2Dの写真ではなく3Dキャプチャであり、Matterportは同社の成長のための重要なパートナーとなっています。
まず3Dキャプチャ : プロジェクトの起点はスキャン
これまで、復旧企業は技術者を派遣して住宅や企業の建築物の写真撮影や計測を行うのが通例で、3回以上の現地訪問を必要とすることもありました。Dalworth Restorationでは、3Dキャプチャの採用でワークフローが一変し、2D写真数百点の撮影と手動での計測のために現地を複数回訪問する必要がなくなりました。Matterportへの投資で大きなメリットが生まれ、損害調査担当者や所有者に対しても現地の状況を分かりやすく明確に伝えられるようになりました。
見積もり、文書化、規模変更を迅速化
Dalworth Restorationは3Dキャプチャを利用して、被害軽減対策前のスキャンから始めてすべてのプロジェクトを記録しています。Dalworth Restorationは、自宅やオフィスが損壊したという顧客から電話を受けると、Matterport Pro2カメラで現場を撮影してスキャンをMatterport Cloudにアップロードし、3Dモデルを使って被害状況を評価し、作業範囲を決め、測定値をキャプチャします。
「Matterportの3Dモデルで、見積もりの作成効率が改善した結果、顧客との契約締結までにかかる時間が短縮できました」とHobbs氏は成果を強調します。「Matterportの3Dモデルを関係者で共有することで、保険の損害調査担当者や建築コンサルタント、所有者からの問い合わせが減り、紛争も少なくなりました。3Dモデルが修復や保険請求処理の過程で皆が参照できる唯一の正確な情報源として機能し、より多くのお客様に迅速にサービスを提供できるようになっています」
Hobbs氏はMatterport Cloudの注釈機能を高く評価しています。そのおかげでDalworth Restorationはすべてのプロジェクトの被害軽減策とマイルストーンに関して所有者や損害調査担当者から寄せられそうな質問に事前に対処できます。例えば、使用された機器の種類、期間、壁の湿気点、読取り値などです。
「Matterport Cloudを使って減災対応の段階で設備へのタグ付け、水分分布や測定値などを通じて3Dモデルに注釈を付けられ、関係者に対する説明の透明性向上にも役立っています」とHobbs氏は説明します。「当社ではMatterportの3Dモデルを完全なドキュメントパッケージとして活用しています」
Dalworth Restorationはタグ付けのほか、Matterport Cloudを使って1つの3Dモデルから直接自動的に平面図のスケッチを生成し、3D測定値を参照し、Exactamate用のファイルをエクスポートしています。「Matterport 3Dキャプチャにより、見積もりをよりスピーディに作成し、被害軽減対策の中間目標をより効果的に記録、共有し、ビジネスをより迅速に拡大することができます」
https://matterport.com/ja/industries/case-studies/dalworth-restorationhayorisuhiteinifuxingtekiruyounigukewozhiyuan