Mattertraffic、Matterportデジタルツイン用の分析プラットフォームを発表
デジタルツインのデータを最適化し、顧客エンゲージメントと顧客転換率を促進できるように企業を支援
Customer results summary:
3Dデジタルツインにデジタルマーケティング分析を導入
ショッパーとその履歴に関する知見を提供
eコマースの顧客転換率の追跡と最適化を実現することで、デジタルツインキャンペーンのターゲティングを改善して顧客転換率を35%アップできるようある顧客を支援
店舗の売り場やホスピタリティ施設でマーチャンダイジング戦略を提案
Diego Orofino氏は新しい商機をつかむ達人です。7年にわたってMatterportサービスプロバイダーとなっている同氏の会社、RealVirtualZoneは、ニューヨークのブルックリン橋、高級車、レストラン、ホテル、小売店、分譲住宅などを取り上げたデジタルツインをキャプチャしてきました。
フォーチュン500社の顧客を開拓して収益が倍増すると、Orofino氏は、訪問者によるMatterportデジタルツインの利用方法を顧客が良く理解できるように支援することにしました。Matterport Space Statisticsは、インプレッション数、アクセス数、一意のアクセス数といった重要な統計情報を提供していましたが、企業顧客はデジタルツインのトラフィックパターンやその他の主要業績指標についてより詳しい情報を具体的に求めているということをOrofino氏は認識していました。Mattertrafficを設立したのはそれが理由です。
トラフィックを測定できればもっと活用できる
Mattertrafficプラットフォームは、Matterportが提供する指標を強化し、リアルタイムのトラフィックを会社のデジタルツインやMattertagsに報告します。Mattertrafficは、訪問者のプロフィールと地理的情報について集約した詳細情報を提供するので、顧客はデジタルツインの閲覧者の特性と閲覧対象を特定して、マーケティングのセグメント化とパーソナライズの可能性を開くことができます。レポートには、潜在顧客のアクセス元に関するデータが含まれているため、Mattertrafficの顧客はソーシャルメディアプラットフォーム、メールキャンペーン、ウェブサイトがデジタルツインへのトラフィックをどのように誘導しているのかを評価できます。
OrofinoはMattertrafficをウェブサイトの解析プロバイダーになぞらえています。
Googleアナリティクスがなくてもウェブサイトを運営できますが、そこで何が起こっているのかが見えなくなります。当社はMatterportデジタルツインにとってGoogleやAdobe Analyticsのような存在です。私達は顧客転換率を追跡して、Matterport 3Dデジタルツインをレポート化と最適化が可能なデジタル媒体ビークルに変換することでビジネス成果を上げられるようお手伝いできます。
Mattertrafficのヒートマップは、各空間のナビゲーションパターンを追跡します。このプラットフォームは、訪問者が閲覧に費やした全体的な時間やさまざまな場所の閲覧に費やした時間を記録します。また別のレポートでは、顧客がMattertagsをどのように操作したか(Mattertagsにカーソルを合わせたりクリックしたりするなど)を詳細に記載しています。
その結果、ホスピタリティ施設は、どの特別インベント海上が最も高い関心を集めているのかなどを追跡できます。レストランでは、陳列されたさまざまなメニュー、バーカウンターの後ろに飾られた高級酒ボトルの魅力、あるいはカウンターに並べられたデザートの盛り合わせへのトラフィックを分析できます。
「小売店にとって、これはeコマースの購入者のプロセスを効率化するだけでなく、店舗のマーチャンダイジング戦略を立てる上でも役に立ちます」とOrofino氏は言います。「たとえば、ショッパーが特定の製品に直接ナビゲートしているのか、またはバーチャルショールームの特定の部分に留まっているのかを知ることができるかもしれません。Matterportデジタルツインからのデータを分析し、それを実際の実店舗に適用できることは非常にワクワクすることです」
Mattertrafficは2021年の夏、500以上のMatterportデジタルツインを扱う300人以上のユーザーを対象に、分析プラットフォームのテストを実施しました。2021年10月にはMattertrafficプラットフォームを広く提供し、すでに有望な成果を上げています。
「昔からのお客様の間で大変好評をいただいています。当社のメールは熱心に読まれており、開封率は50%です。多くの熱心なユーザーが定期的にログインしてくれています。何よりも、Matterportデジタルツイン内の可視性が広がり、深まったことに満足頂いています」とOrofino氏は言います。
Matterport開発者ツールでショッパーの知見を解き明かす
MattertrafficはMatterportプラットフォームパートナーとしてMatterport開発者ツールを活用して、デジタルツインの分析の可能性を確立し、拡大しています。Matterport SDKを利用することで、MattertagsからのデータをMattertrafficのアプリケーションに統合することができます。Mattertrafficの開発者はMatterport Model APIを使って、Matterportのバックエンドデータベースに直接接続できます。そのため、Mattertrafficは3D空間データの検索と読み取りを行って、顧客のためにレポートや機能を強化することができます。
MattertrafficはMatterport SDK for Embedsを使用することで、顧客のウェブサイトの訪問者がウェブページのボタンをクリックすると、デジタルツイン内の特定の場所に移動できる仕組みを実現しています。たとえば、小売店が特定の椅子を目玉にしたい場合は、Mattertrafficのクイックリンクを使ってショッパーを適切な角度に誘導してその椅子に目が行くようにすることができます。Mattertrafficはこれら一意のURLに関する分析をレポートで提供しています。「当社の顧客は、よりキュレーションしたショッピング体験をデジタルツイン内で開発する機会をとても楽しんでいます」とOrofino氏は言います。
あるMattertrafficの顧客は同じデジタルツインを使ってソーシャルメディアキャンペーンのA/Bテストを設定しました。ただし、そのデジタルツインには、2種類のMatterport深層リンクに誘導する2種類の広告があります。ショッパーはそれぞれのリンクによってデジタルツイン内の別個の開始点に誘導されるので、顧客はデジタルツインへの異なる入口点を基に、どの製品がより多く売れているのか理解を深めることができます。「当社は、1つのデジタルツインに基づく多数のリンクを追跡し、統合レポートに集約することができます。あるいは、顧客に多数のモデルがある場合は、それらも集約できます。当社の分析機能により、メディア購入者やデジタル戦略家からオンライン広告チャネルに期待されるようになった、追加のテストやパーソナライズの複雑性が実現します。
「MatterporデジタルツインとMattertrafficプラットフォームを利用すると、デジタルツイン内の購入者の行動をよりしっかりと把握して、プロセスの最適化を向上させることができます。これらの知見と分析が利用できるデジタルツインは、収益に影響する可能性がある重要なマーケティングアセットになります」とOrofino氏は言います。
ある顧客は、35~44歳のスペイン語圏の女性の間で高いデジタルツイントラフィックが見られました。この層をターゲットに広告をシフトしたところ、訪問者数が45パーセントも増加しました。また、別の顧客に代わって、デジタルツインで紹介された製品のうち、特定の都市で最もよく売れている製品を特定できるように支援しました。キャンペーンターゲティングへのキャンペーンを少し微調整したたけで、35パーセントもの顧客転換率の増加を果たしました。Mattertrafficの3番目の顧客は、デジタルツイン内のエンゲージメントが高い深層リンクを分析でき、その結果に従ってデジタルマーケティングキャンペーンを調整してデジタルメディアコストを効率化することができました。
Mattertrafficは最近、ある加工食品会社のバック・ツー・スクールのプロモーションを支援しました。このキャンペーンでは、家庭用キッチンのMatterportデジタルツインを取り上げて、冷蔵庫とオーブン内、カウンターの上、キッチンテーブルの上にブランド商品を配置しました。Mattertagsはレシピ、盛り付け方、その他役立つヒントを提供しています。取り上げられている各商品のリンクをクリックすると、オンライン食料雑貨店のその商品ページが直接開くので、消費者はもう1度クリックするだけで観点にアイテムをショッピングカートに追加できます。
デジタルツインと分析でソーシャルメディアプラットフォームを強化
Matterportデジタルツインを広告主へのサービスの一部と一体化して売り込んでいるソーシャルメディアプラットフォームはMatterportと提携することで、顧客にホワイトラベル分析レポートを作成できます。その結果、顧客転換率の指標を可視化し、それらを広告主の価格体系に反映させることができます。「デジタルツインは、これらの販路において重要な追加広告のタイプになれます」とOrofino氏は言います。「私達は、あらゆる種類の業種で商取引の促進のために興味深い方法で活用されているMatterportデジタルツインが大きく普及していく様を目の当たりにしているところだと思います」
Mattertrafficは、MatterportのAPIとSDKを活用し、アプリや市場をリードするMatterportの空間データプラットフォームとの統合の構築と商品化を行うMatterportプラットフォームパートナーです。プラットフォームパートナーとして、Matterportの販売ネットワークや充実のサポート、共同マーケティングや共同販売プログラムへのアクセスなど、アプリケーションの収益化を支援する幅広い商業的メリットを享受しています。プラットフォームパートナープログラムの詳細と参加申請については、https://matterport.com/platform-partner-programをご覧ください。※米国本社担当のため全て英語となります。
Mattertrafficについて
Mattertrafficは世界で初めてMatterport向け分析サービスを提供しています。同社のレポートプラットフォームを利用すると、デジタルツイン分析をモニター、解析して顧客に関する知見を得て、業務を最適化することができます。
https://app.mattertraffic.com/
本社米国ニューヨーク州ニューヨーク市
製品 Matterport SDK、Matterport API
成果
3Dデジタルツインにデジタルマーケティング分析を導入
ショッパーとその履歴に関する知見を提供
eコマースの顧客転換率の追跡と最適化を実現することで、デジタルツインキャンペーンのターゲティングを改善して顧客転換率を35%アップできるようある顧客を支援
店舗の売り場やホスピタリティ施設でマーチャンダイジング戦略を提案