eコマースに人間的な触れ合いをもたらす
eコマースの人気は近年高まっていますが、多くの顧客は、eコマースでの買い物体験が味気ないと感じています。店舗かオンラインかを問わず、人間的な触れ合いを採り入れれば購入者の買い物体験に温かさが加わります。小売業者の側から見ても、親しみのある対話をすることで販売員は顧客の不安や質問に対処でき、販売成立に結び付く確率が高くなります。
買い物客の購買意欲を高めるために、Voiceableは販売担当者が小売業者のウェブサイト上で音声と動画を使って買い物客と会話できるようにしました。
同社は、世界中の小売業者が写真のように高精度なMatterportデジタルツインを使って、ショールームのニュアンスを余すことなく捉えた没入型バーチャル体験を作っていることを知り、「いらっしゃいませ」という親しみのある声を加えて、人間味の幅をさらに広げる方法を思いつきました。
「Voiceableの使命は、小売業にさらに人間味を加えることです」とVoiceableの共同設立者兼CEO、Gill Bar-Yoseph氏は言います。「当社は、Matterportが有意義なカスタマージャーニーの創出に取り組んでいることをすぐに認識しました。Matterportプラットフォームパートナーの一員であること、Matterportと連携してオンラインショッピング体験を見直せることを誇りに思います」
オンライン販売強化のための実践的アプローチ
VoiceableはMatterport開発者ツールを使って既存のMatterportデジタルツインに接続することで、販売担当者がデジタルツインを使って顧客に積極的に働きかけ、顧客をリモートでガイドできるようにします。VoiceableはMatterportとともに、顧客がバーチャルの店内体験を自分でコントロールし、顔を見られたり画面を操作されたりすることなく販売担当者の案内を受けることができるアプローチを共同開発しました。
販売担当者はVoiceableを利用することで、顧客が関心を持っている製品を正確に把握しながら、アドバイスをしたり、その他の製品オプションを紹介したりすることができます。販売担当者がその顧客に合った案内をして、製品の詳細を伝え、顧客を店内の特別なエリアに案内することで、ただの「ウィンドウショッピング」以上の体験を提供し、アップセルとクロスセルのお勧めで平均注文金額をアップさせることができます。
家電製品のショールームのMatterportデジタルツインでは、販売担当者はVoiceableを使って顧客にどのテレビの型がよく売れていて販売中であるかを案内できます。顧客は製品を間近に見て、リアルタイムで質問することができます。顧客が購入する気になったら、販売担当者はデジタルツイン内のMattertagをクリックして顧客を製品ページに誘導することができます。
<Insert Video: Joe will developing; waiting on b-roll from Voiceable>
Voiceableを実装して1時間以内に、スポーツファンにテレビを売り込んだ販売担当者が1,000ユーロの収益増を達成しました。平均して、Voiceableを利用して販売担当者と話した顧客の7.8パーセントが購入に至り、他の顧客よりも41パーセント多くの額を払っています。
「Matterportデジタルツインの非常に詳細な情報のおかげで、買い物客は実際に店舗にいて現物を見ているような気持ちになります」とBar-Yoseph氏は言います。「オンラインで数回クリック操作をする以上の関係を小売店と築いているように感じていただければ、購入する気持ちがさらに高まって、お勧め品を受け入れてくれる可能性が高くなります」
顧客の心をつかむ新たな方法を販売担当者に提供
Voiceableの体験は実装しやすく、小売業者は販売担当者とチームメンバーを最先端のバーチャルウォークスルーでトレーニングできます。Voiceableを使用するためにチームメンバーを増やす必要はありません。顧客に直接接客したり、コールセンターで問い合わせに対応したことがある担当者なら、デジタルツインで買い物客を案内することができます。
小売業のマネージャーはVoiceableの音声と動画を再生してトップクラスの営業担当者がどのように商談を成立させているのかを観察し、どの製品、ブランド、販売手法が特定のタイプの顧客に一番効果的なのかダイレクトな知見を得ることができます。これらの知見を活用すれば、販売を加速させ、他の営業担当者にも有益な戦略を提供できます。Voiceableの今後の機能ではMatterport SDKからスイープ位置データを取り込んで、デジタルツイン内でナビゲーション追跡情報を提供するので、購入者の行動をより理解できるようになります。
Voiceableのガイド付きバーチャル買い物サービスを利用すると、小売業者は、魅力に欠けるチャットボット、迅速さに欠けるライブチャット、時間がかかるコールセンターよりもハイグレードでパーソナライズされたシームレスなオンライン顧客体験を実現できます。オンラインショッピングの手軽さと利便性を享受している買い物客が増える中、小売業者はeコマースプラットフォームを競合他社のそれと差別化する課題に迫られています。そのため、Voiceableは小売業者の製品ページから買い物客を案内できるサービスを提供しており、デジタルツインをまだ採用していない顧客に対してMatterportの推奨を開始しました。
「小売業者はMatterportを、特にAndroid版/iPhone版Matterport Captureアプリを利用すると、最も速く簡単に店舗の3Dバーチャルツアーを作成できます。デジタルツインのキャプチャーは今や、市場の他のオプションよりも安価でシンプルになりました。また、その影響力ははるかに大きくなっています。小売業者にとって、競合他社との差別化を図る手段となります」とBar-Yoseph氏は言います。
Voiceable主導のバーチャルストアツアーの1対1の体験は顧客から好評を博しており、小売業者にとって、あらゆる場所の買い物客にアピールする手段となっています。たとえば、欧州で事業を運営する会社はデジタル化によって世界中の顧客に門戸を開き、ガイド付きバーチャルウォークスルーで自社のショールームを案内することができます。Voiceableは複数の言語に対応しているため、販売担当者は世界中の顧客と快適にやり取りして、Matterportデジタルツイン内を案内し、他の方法では伝えられない深い情報を提供することができます。
VoiceableとMatterportが提携することで、顧客が製品ページをオンラインで探すだけでは提供できない、よりクリエイティブでダイナミックな顧客体験を実現できます」とBar-Yoseph氏は言います。「当社は光栄にもMatterportと提携し、バーチャルツアーの没入型体験と販売担当者のリアルタイムの人間的な触れ合いを組み合わせることで、オンラインの顧客体験を変えることができました」
Voiceableは、MatterportのAPIとSDKを活用し、アプリや市場をリードするMatterportの空間データプラットフォームとの統合の構築と商品化を行うMatterportプラットフォームパートナーです。プラットフォームパートナーとして、Matterportの販売ネットワークや充実のサポート、共同マーケティングや共同販売プログラムへのアクセスなど、アプリケーションの収益化を支援する幅広い商業的メリットを享受しています。プラットフォームパートナープログラムの詳細と参加申請については、https://matterport.com/platform-partner-programをご覧ください。※米国本社担当につき、全て英語となります。
Voiceableについて
Voiceableは、店内の体験を再現する機能をオンライン小売業者に提供します。音声と動画を使用することで、販売担当者は小売業者のウェブサイトから直接、その顧客に合ったガイドを提供できます。この緊密な顧客エンゲージメントによって、コンバージョン率、ユーザー体験、ロイヤルティが向上します。
本社
イスラエル、カイザリア
製品
Matterport API、Matterport SDK
成果
- オンラインの売上転換率が2%から7.8%にアップ
- Voiceableの担当者が案内した顧客の平均注文金額が41%増加
- 顧客満足度が向上
- 販売プロセス、顧客に関する知見、担当者の業績指標の可視化を改善することで、クロスセルとアップセルが向上
https://matterport.com/ja/industries/case-studies/voiceabletomatterporthadianputenomaiiwutiyanwoonrainnomaiiwukenitigong