VRPMはMatterportで最新のワークスペースの未来を設計

VRPM、Matterport開発者ツールを使用した没入感のある3Dバーチャルツアーのデザインとステージングで顧客である商業不動産企業の物件リースまでの所要時間を短縮

Customer results summary:

  • 商業不動産顧客へのサービス種類を拡大

  • 大型物件向けに複数の設計オプションとステージングオプションを提供

  • データ共有で顧客とのコラボレーションをより効果的に

  • 仮想ステージングしたツアーに購入機能を追加

VRPMについてもっと知る

Matterportでワークスペースへの新しいアプローチを設計

英国を拠点とするビジュアライゼーション企業VRPMは、テナント不在となったビルを、洗練されたミーティングエリアに従業員が集い、休憩室で同僚とおしゃべりする姿を企業が想像できるような場所へと変えます。同社では、バーチャルステージングサービスを通じ、不動産会社が無味乾燥な空きスペースといった固定観念にとらわれず、Matterportを使って視覚的な魅力と没入感にあふれるバーチャルツアーを作り、商業顧客に物件のリースや購入を促せるよう支援を提供しています。

MMerron

テクノロジーと創造性の融合はVRPMの得意とするところです。創業者はもともとテレビや映画のCGI(コンピューター生成画像)を仕事にしていましたが、不動産業界用向けにインテリアデザインをコンセプト化するという挑戦に興味を持ちました。「物件の2次元の平面図や各段階に分けた写真を見ても、その空間がどれほど魅力的になり得るかは実感できません。商業不動産には、仮想現実を応用して、物件を視覚的によりダイナミックで魅力的にする素晴らしい機会があります」とVRPMの創業ディレクター、Mike Merron氏は語ります。

インパクトのある不動産見学体験を作るには、高品質、高解像度のデジタルキャプチャを取得して仮想ステージングツアーを作るためのツールが必要でした。2016年に1台目のMatterport Pro 2カメラを購入し、同社は求めていたソリューションを見つけました。現在、VRPMは英国を代表するバーチャルステージングプラットフォームパートナーの仲間入りをしています。

アフターコロナのオフィスの姿を可視化

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により今日のビジネスの運営方法が一変し、大量のオフィススペースの解約と不動産市場の競争激化につながりました。

感染拡大の期間中、VRPMでは、オフィス使用率の変化やデスク間の距離確保などへの対応のため、バーチャルステージングやデザインの依頼が急増しました。バーチャルステージングは、かつてのように空のスペースを魅力的に見せるだけでなく、企業が新たなスペースの利用と運営方法を把握するうえでも欠かせないものとなったのです。

VRPMは、Comptonなどの顧客への没入感の高い体験の提供で他社と差別化を図っています。Comptonは、自社の商業スペースのステージングでVRPMと協業を行ってきました。VRPMは、インテリアデザインや建築チームとのコラボレーションにMatterportのデータ共有機能を利用しています。

「VRPMとの共同作業には文句のつけようもありません。社内クリエイティブと技術面での専門知識を活用して、色から家具に至るまで、当社のあらゆるニーズに応えるステージングプランを作成してくれました」とロンドンに本拠を構えるオフィス・投資用不動産会社Comptonのディレクター、Oliver Jay氏は体験を語ります。「VRPMがMatterportの空間3Dデジタルツイン内で提供するCGIステージングは非常に精細で、入居希望者はそのスペースを実際に利用しているかのように体験することができます。物件の広告掲載や内覧に欠かせないツールです」

VRPMは、Matterportの開発者ツール を使って3Dスキャンとシームレスに統合するバーチャルステージングアプリを作成しています。この統合により、VRPMとその商業不動産企業の顧客は没入型のデジタルツイン内で設計プロセスに共同で取り組むことができます。その結果、内装が整い、360度のビューを備えた物件が完成します。  

VRPMではきめ細かく考え抜かれたデザインでバーチャル空間をリアルに感じさせるステージングを重視しています」とMerron氏は説明します。「Matterportを通じて空間の可能性を見ることができるのはお客様にとって驚くほど貴重な体験であり、新しい天井や床の追加、レイアウト全体の変更など、大規模な変化を簡単に見ることができます」

商業不動産への依頼の増加は、人々がオフィスに戻ることを楽しみにしている楽観的な兆候だとMerron氏は考えています。「企業はソーシャルディスタンスを維持し、従業員の安全を確保したいと考えています。設計やステージングで大幅な構造的変化を求める声が急速に高まっており、Matterportのような柔軟なプラットフォームが必須となっています」と同氏は主張します。

コロナ禍以前から、VRPMはMatterportを利用して40,000平方フィートに及ぶワンワールドトレードセンターのオフィスフロアなどの大規模なプロジェクトに取り組んできました。  Matterportの開発者ツールの活用で、大面積のスペースを顧客のリクエストに応えて大幅に再構成し、ステージングすることに成功しています。 

Matterportのツアーをワンストップショップに

これからのバーチャルステージングは、入居者からリース契約を取り付ける手段にとどまらず、さらに進化していきます。顧客体験の掘り下げに焦点を当てるためには、入居希望者がオフィス家具を必要とする場合やバーチャルステージングを完全に再現したい場合といったさまざまな状況を想定する必要があります。

これまで、業務用家具メーカーは標準的な建築モデルで建物内の家具を表していましたが、VRPMはMatterportのデジタルツインを使って、3Dオブジェクトをキャプチャしてバーチャルにステージングすることができ、実際の家具の外観や外観や空間への調和具合を実演することができます。同社では短期的計画として、バーチャルにステージングされた空間にショッピング機能を盛り込み、入居者が目にした家具や装飾をメーカーから購入可能にする予定です。

入居者がVRPMのデザインを気に入り、その外観を再現したい場合、VRPMはその選択肢を提供することができます。Matterportによるデータは99%正確で、すべての情報が網羅されているため、VRPMはデスクの数、サイズ、メーカーを数値化し、Mattertagsを使ってバーチャルツアーにその情報を盛り込むことができます。「製品に特化したサービスが当社機能に追加される可能性に期待が膨らんでいます」とMerron氏は言います。「当社のバーチャルステージング事業は急速に成長しています。Matterportのおかげで、これから進むべき道を再考し、設計することができます」

精度の向上が創造性豊かな自由をサポート

ロンドンの大手マネージドオフィス運営会社のKittは、コロナ後のワークスペースがどのように見えるのか、その調査に大きな投資をしています。昨年中同社は、VRPMと提携して商業用不動産の一部のステージングを支援しており、その過程でVRPMがMatterportを利用して1週間以内に15,000平方フィートもの物件をステージングしていたことに感銘を受けました。提供可能なスペースを新しい入居者に売り込むことが急務である昨今、この効率性は特に重要です。

Matterportのデータ共有機能を使い、KittはVRPMと連携して家具とデザインオプションのライブラリを開発し、個別のニーズに基づいて構築された入居予定のスペースをテナント企業が想像しやすくなるようにしました。こうしたコンセプトを現実世界でステージングしようとすれば、数万ドルの費用がかかる可能性があります。

KittがMatterport Capture Services™を検討するようになった背景には、物件在庫全体をデジタル化し、見込み客のブランドロゴを壁面にステージングするなどカスタマイズ化の進んだオフィス体験を実現して事業を拡大するという目的がありました。

「VRPMおよびMatterportとの連携は効率化をもたらし、創造プロセスの要をなしています。当社は、企業が物件に求めているものを中心に据えた、新しいマネージドHQ製品を発表しました。その結果、入居希望者が物件探しをするうえで、当社のマーケティング、デザイン、可視化は不可欠な要素となっています。そのため、必要な情報がすぐ得られる当社の物件に注目が集まります。」とKittの事業拡大部門の責任者、Joseph Mishon氏は語ります。    

VRMPにとって、Matterportはデザインとビジネスの両面で創造性を高めるものです。「お客様が入居者の関心を引きつけやすいように、Matterportを使って同じ空間からさまざまなバージョンを試すことができます。Matterportは単にクリエイティブなツールというだけではなく、お客様が物件を迅速に賃貸または売却しやすくする強力な顧客サービスリソースでもあります」とMerron氏は語ります。

VRPMはMatterportのAPIとSDKを利用して、そのアプリと統合機能を市場最先端の当社空間データプラットフォームで構築、商品化するMatterportプラットフォームパートナーです。プラットフォームパートナーとして利用可能な幅広い商業的メリットを通じて、アプリケーションの収益化に成功しています。例えば、Matterportの販売ネットワーク、充実サポート、共同マーケティング、販売プログラムといったメリットにアクセス可能です。プラットフォームパートナープログラムの詳細と参加申請についてはhttps://matterport.com/platform-partner-programを参照してください。

オンデマンドウェビナー「商業不動産業界で3Dテクノロジーを活用して成功を掴む方法」で、商業不動産企業がMatterportを活用する利点を確認しましょう。ゲストはSarah Dreyer氏、Peyton Johnson氏(Savills)、Mike Merron氏(VRPM)です。

VRPM blog image

VRPMについてVRPMはビジュアライゼーション企業であり、Matterportサービスプロバイダーでもあります。同社はMatterportのテクノロジーを利用して完全に没入型の3Dバーチャル設計やステージングを不動産顧客用に作成しています。

https://www.vrpm.co.uk/ 

本社ロンドン・クラーケンウェル

業界 商業不動産

課題コロナ禍で競争の激しい不動産市場でのオフィススペースのリースや販売の早期契約成立を支援する

製品 Matterport Pro2Matterport開発者ツール

解決策 Matterport開発者ツールを使用することで、VRPMは魅力的な外観・内装の物件をバーチャルで設計、ステージングして商業施設の買手とテナントを引きつけることができました

成果

  • 商業不動産顧客へのサービス種類を拡大

  • 大型物件向けに複数の設計オプションとステージングオプションを提供

  • データ共有で顧客とのコラボレーションをより効果的に

  • 仮想ステージングしたツアーに購入機能を追加

Tags

  • 商業用不動産
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