美保テクノス、BIM戦略部がマーターポートを導入し全社規模で活用。1日掛かりの現況調査を2時間へ短縮。建設DXをさらに加速

鳥取県第1位のゼネコン、美保テクノスが点群データのBIM利用や現況撮影・測量業務の工数削減でマーターポートを採用。地上型レーザースキャナーよりコスト効率や機動性に優れ、BIM関連業務の内製化にも成功

デジタルツインプラットフォームのリーディングカンパニーであるマーターポート株式会社(本社:東京都港区、執行役員 社長:蕭 敬和、以下 Matterport)は、鳥取県内で売上規模第1位のゼネコン、美保テクノス株式会社(本社:鳥取県米子市、代表取締役社長:野津 健市、以下 美保テクノス)がMatterportのデジタルツインソリューションを導入し、同社の建設DXのさらなる加速に貢献していることを発表しました。 美保テクノスはMatterport Pro2 / Pro3スキャナ―で取得できる点群データをBIMモデル作成時に活用しているほか、現況調査にもMatterportのソリューションを利用して撮り漏れのない写真記録の確保や、測量・寸法測定をしています。導入後は同社の改修案件のほぼ全てでMatterportが使われており、現場の熟練職人も「寸法測定ではMatterportを使って欲しい」と要望するほど信頼を寄せています。

■Matterportを選定した主な理由 ・BIMモデル作成に必要な測量データの取得(寸法測定作業)に掛かる工数や従業員の移動コスト、個人誤差、測定漏れによる再作業など、測定作業のボトルネックを解消できること。Matterportによる測定ならば、個人誤差や測定漏れは発生せず、業務品質を高いレベルで均質化できる。 ・測定を専門業者へ外注する必要がないこと。Matterportのソリューションは直感的に操作できて迷うことがなく、30分程度のレクチャーを行えば誰でも手軽に扱うことができる。そのため測定専門企業への依頼に係る様々なコストと労力を削減することができる。専門企業の少ない地方都市においては、自社従業員で測定業務を完結できることのメリットは大きい。 ・データ取得までのリードタイムを短縮できること。従来12時間かかっていた現況調査作業が、Matterportを利用することで4時間で完了し、迅速に次の作業工程に進むことができた。 ・地上型レーザースキャナー(TLS)と比較して、コスト効率の面で圧倒的に優れていること。Matterportのソリューションで得られる寸法データはBIMデータの作成に必要かつ十分な品質と精度を備えている。Matterportは一般的なTLSと比べて安価であり、特に実機に触れる機会の得にくい地方都市のゼネコンにとって、導入検討時の実機検証もMatterportならば容易になる。 ■Matterportの使用による直近の代表的活用例 ・某旅館内装改修工事における測定作業の効率化 某旅館の部分的な改装(約160平米)にMatterportを活用した。構造図は残存していたが意匠図がなかったため、すべての改修範囲をMatterportで撮影。従来の手作業での測量であればおよそ1日を要する測量であったが、Matterportでの測量は2時間足らずで完了した。点群データをBIMに利用するとともに、撮影データは施工前・施工後の比較イメージとして施主への提案・説明に使用。社内の反応もよく、顧客からの評価も高い。

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米子市立 啓成小学校 旧校舎のデジタルツイン化 解体工事を請け負った小学校校舎の内部全体をデジタルツイン化。現況記録および解体作業時の足場配置の検討のための撮影であったが、卒業生の思い出をデジタル技術で保存することも可能と判断し、デジタルツインを米子市へ寄贈。Matterportの3Dウォークスルーにはページ切り替えのような暗転の瞬間がなく、卒業生からは「当時の記憶どおりに校内を歩けて嬉しい」と喜びの声が寄せられた。

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校舎を俯瞰して見れるドールハウス機能

校舎のデジタルツインへのリンク https://my.matterport.com/show/?m=YmLzzQCZUH5 ■Matterport導入によるメリットと付加価値 BIMに関する多くの業務を内製化している美保テクノスでは、Matterportを「今では仕事に必須のツール」と評価しています。そのメリットと付加価値は大きく分けて次の3点です。 1)BIMに使用する点群データのスキャンを簡単に行える 美保テクノスではMatterport Pro2 / Pro3カメラで、BIMに使用する点群データの取得を実施。建物の改修案件などでは図面の残存していないケースも多いが、短時間で点群データをMatterportで取得し、BIMモデルの作成を効率化。 2)測量や現況調査に必要なコストと工数を最小化できる Matterportは簡単なレクチャーで誰でも活用できるため、自社の従業員が現場訪問して測量と撮影を完了でき、トータルでの工数を最小化。160平米の物件を測量する場合、従来の手作業では6時間かかった作業が、Matterport Pro2/Pro3スキャナーであれば、2時間程度で完了した。実機購入やクラウド利用料も安価であるため、導入コストを抑制できる。専門業社への依頼と比べても極めてコスト効率がよい。 3)BIMへの取り組みと施工管理業務の両面で支援できる Matterportで取得した点群データやRGBデータは、BIMモデルの作成以外にも活用することができます。現場を自由に歩き回ることができるデジタルツインのウォークスルー機能は施工管理等の業務にも使用でき、業務効率化に貢献する。2次元の図面を見て、3次元の情報として理解するスキルがまだ十分ではない、若手社員の理解促進やスキルアップにもなった。 ■美保テクノスの取り組みは、建設DXを先取りした先進事例 美保テクノスでBIM戦略を推進する寺本弘志氏は、Matterportの活用によるメリットを次のように語ります。 「美保テクノスでは、建設会社の使命としてお客様に分かりやすい情報を提供したいと考え、2004年からBIMを積極的に導入してきました。こうした実績を踏まえ、当社はBIM活用における山陰地方の先進企業と自負しています。平面図などの伝わりにくい情報にはビジュアライズが有効であり、竣工後の長期にわたってデータを活用できる点でもBIMは効果的です。Matterportを導入したことで、測量・寸法測定業務や現況調査に関する確かなデータを漏れなく取得できるようになりました。測定精度も熟練職人が満足する高い品質であり、現場からは『次回もMatterportを使って欲しい』と要望されます。なにより、Matterportの機材やソフトウェアは安価なだけでなく、簡単な説明で誰でもすぐに使いこなせる点が魅力です」 (美保テクノス株式会社 建築本部 BIM戦略部 主任 寺本弘志氏)

Matterport(マーターポート)について Matterport は、建築世界のデジタルトランスフォーメーションをリードしています。当社の画期的な空間データプラットフォームは、建物をデータ化し、空間の価値とアクセス性を高めます。177 カ国以上の何百万もの建物が、Matterport のデジタルツインとして生まれ変わり、計画、建設、運用から、文書化、鑑定、マーケティングまで、建物のライフサイクルのあらゆる部分を改善しています。詳細は https://matterport.com/ja でご覧いただけます。また、デジタルツインのギャラリー https://matterport.com/discover もご覧いただけます。 マーターポート株式会社は米Matterport, Inc.の日本法人です。 (C)2024 Matterport, Inc. All rights reserved. Matterport は登録商標であり、MatterportのロゴはMatterport, Inc.の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者に帰属します。 将来の見通しに関する記述 本資料には、連邦証券法に規定される将来の見通しに関する記述が含まれています。これには、本経営統合の利点、Matterport, Inc. (以下「Matterport」)が提供するサービスおよびMatterport が事業を展開する市場、事業戦略、負債水準、業界環境、潜在的な成長機会、規制の影響および Matterport の将来予測に関する記述を含みます。これらの将来見通しに関する記述は一般に、「確信する」、「推定する」、「期待する」、「予想する」、「見積もる」、「意図する」、「戦略」、「将来」、「予測」、「機会」、「計画」、「可能性がある」、「はずである」、「だろう」、「である」、「継続する」、「結果的にそうなるであろう」などの表現(これらの言葉や表現の否定形を含む)で識別されます。将来の見通しに関する記述は、現在の期待や仮定に基づく将来の出来事に関する予測、予想、その他の記述であり、その結果、リスクや不確実な要因を伴います。この将来の見通しに関する記述に記載される実際の業績に影響を与えうる重要な要素には、Matterport が競合する業界において、事業計画、予測、その他の期待を実現する能力、ならびに追加的な機会を特定し実現する能力などが含まれます。上述の要因はすべてを網羅するものではありません。前述の要因およびMatterport が米国証券取引委員会(SEC)に適宜提出する書類に記載されているその他のリスクや不確実性を慎重に検討する必要があります。これらの報告書には、将来の見通しに関する記述とは大きく異なる実際の出来事や結果を引き起こす可能性のある、その他の重要なリスクや不確実な要因が記載されています。将来の見通しに関する記述は、その記述がなされた日付時点でのものです。読者の皆様におかれましては、将来の見通しに関する記述を過度に依拠することないようご注意ください。Matterport は、新しい情報、将来の出来事、その他の結果にかかわらず、これらの将来の見通しに関する記述を更新または修正する義務を負うものではなく、また、法律で義務付けられている場合を除き、その意図もありませんことをご留意ください。Matterport は、その期待を達成することを保証するものではありません。

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