Treedisのバーチャル体験はいかにして実世界の企業を救うのか
Treedis、事業継続を支援するクラス最高の視覚化ツールを開発
世界は衰えることのない新型コロナにより経済的打撃を受けています。実店舗はバーチャルツアー中に製品を売るためのソリューションを必要とし、不動産仲介業者は空き物件をバーチャルにステージングする必要があり、美術館は細りゆく一方の収益をインタラクティブなゲームで補い、企業は対面式会議をオンラインの世界に移行しなければなりません。
そして、それは氷山の一角に過ぎません。
Treedisでは、消費者がこれまで以上にオンライン体験に頼らざるをえないコロナ禍において、小さなパン屋からフォーチュン500企業に至るあらゆるビジネスがバーチャルソリューションを必要としていると考えています。
Matterportスキャンのエキスパートとして4年以上の実績を持つTreedisは、いくつかのシンプルな理由からビジネスを始めました。世界がデジタルソリューションに切り替わる中、住宅、オフィスビル、学校、店、病院、ジムなど現実世界のどのような空間も、最も刺激的な最新テクノロジーで展示される価値があることが同社チームには鮮明になっていました。
「当社にとってそれがMatterportです」とOmer Shamay氏は断言します。同氏はクラス最高のマーケティングビジュアライゼーションツールで売上向上に導く技術系マーケティングベンチャー企業、Treedisの共同創業者です。「そう悟ったら、Matterportで世界のあらゆる空間のスキャンに乗り出すことに迷いはありませんでした。スキャン後、あらゆる業界には独自のニーズがあることに気付き、それがTreedisの誕生につながりました」
Treedisは物件の最も重要な要素を紹介し、強調する機能が満載の開発ツールを通じて構想を現実にするべく、労を惜しまず取り組みました。その努力が実り、中東におけるMatterportの主要プロバイダーにまで成長しています。特にその高度なオーバーレイソリューションは競合他社の追随を許しません。
「当社の第一の目標は、コミュニティにより多くの価値を提供し、そこに属するビジネスが顧客により多くの価値を提供できるように支援することです」とShamay氏は説明します。「これは常に当社の目的であり続け、あらゆる取り組みの指針となります」
TreedisとMatterportの連携は、企業が望む機能を完備する万能薬であるとの定評があります。Treedisは、数多くの業界や市場で世界中の顧客にカスタマイズソリューションを提供することでMatterportプラットフォームを強化しています。
チームの成果について同氏は次のように語ります。「当社の主な成功要因として文化が挙げられます。テクノロジーを使って可能性を広げることに常に前向きで、その実現を支える熱意と仕事倫理を持ち合わせていますまた、質の高いカスタマーサービスを重視し、常にお客様の声に耳を傾けています。開発リクエストがあった場合は、必ずフォローして最善を尽くしています。ソフトウェア企業ではお客様と日常的に接する機会が乏しくなりがちです。それでも、こうした距離を埋め、実り多いコミュニケーションチャネルを作り出す努力を怠ってはいけないと肝に銘じています」
Shamay氏には、同社のサービスに満足している多数の業界の顧客を綴じたローロデックス(名刺整理文具)があります。これは、顧客サービスが優れているからというだけではなく、数々のソフトウェア機能のおかげでもあります。TreedisはプラットフォームパートナーとしてMatterportのAPIとSDKを活用することで、リード創出、ライブチャット、分析、eコマース、バーチャルステージング、ゲーミング用の各ソリューションを開発し、没入型スペースへの訪問者数を月に1億人以上まで増加させています。
「当社のプラットフォームを利用すると、Matterportプロバイダーは最終製品である自社のバーチャルツアーにさまざまなオプションを追加できます」とShamay氏は説明します。「Matterportプロバイダーは自社と顧客双方のロゴを追加したり、複数のツアーをまとめて紹介するためのナビゲーションメニューをいくつか作成したり、カスタムアイコンやメディアファイルをタグに追加したりすることができます。また、リードフォーム、プロモーション画像、動画などの複数のポップアップをツアー内の特定の場所に掲示することもできます。
顧客にとってのもう1つのメリットが、ソリューションのホワイトラベル化です。Treedisのマークを削除してからサービス全体を自社のエンドクライアントに提供できることから、非常に有益です。その他の機能の例として、ツアーを希望の言語に調整する翻訳ツール、オンラインイベントへの参加に応じたアクセス課金、他のインタラクティブ要素をツアーに追加するナビゲーション付きカスタムミニマップアシストが挙げられます。
追加機能には、ドローン撮影が可能なパノラマやライブビデオチャットなどがあります。ビデオチャットは特に人気の機能となったとしてShamay氏は次のように詳しく説明します。
当社のライブビデオチャット機能には、重要な要素がいくつかあります。画面共有ではなくブロードキャスト機能をベースにしているため、Matterportの体験が非常にパワフルなものとなります。また、ごくシンプルで使いやすく、リンクを共有するだけで参加できます。予約システムに接続されており、ユーザーはエージェントや営業担当者とのミーティングを非常に手軽に予約することができます。この機能は世界中のお客様に月に7万分以上利用されています。当社のMatterportプロバイダーは、この機能を使ってアップセルと提供サービスの拡大に成功しました」
Treedisの今後の最大の課題は間違いなくeコマースソリューションです。同社は新機能の開発中に既存機能を活用しています。現在開発中の新しいeコマース"モード"では、オンライン3Dストアのニーズに合わせた機能を使って、買い物客がMatterportツアー内で購入プロセス全体を体験できるようにします。そのため、ツアーとウェブストア間を行き来する必要がなくなります。
「当社は、通常のオンラインストアの利便性、そしてウェブ上で商品を探すだけでなく実際に店舗に足を運ぶワクワクする体験の2つの世界の利点を最大限に生かしたいと考えています」とShamay氏は締めくくります。「これを達成するため、当社はAPIインテグレーションを開発しています。まずはShopifyから始めて、後にはWooCommerceやその他のeコマースソリューションにも対応できればと考えています。もちろん、お客様は自社製品のさまざまな情報、つまりデータポイントを入力するだけで、当社のプラットフォームから自社のウェブショップを開始できます。
同社ではプラットフォームの拡大に合わせ、時間と労力を投じてすべての機能を完璧にしています。また、Treedisのソリューションの詳細に関心があるユーザーにはFacebookグループに参加して共通の関心を持つユーザーとつながるよう推奨しています。
TreedisはMatterportのAPIとSDKを利用して、そのアプリと統合機能を市場最先端の当社空間データプラットフォームで構築、商品化するMatterportプラットフォームパートナーです。プラットフォームパートナーとして利用可能な幅広い商業的メリットを通じて、アプリケーションの収益化に成功しています。例えば、Matterportの販売ネットワーク、充実サポート、共同マーケティング、販売プログラムといったメリットにアクセス可能です。プラットフォームパートナープログラムの詳細と参加申請についてはhttps://matterport.com/platform-partner-programを参照してください。